次世代システムで戦力を立てるauについてお届けします。
auは、携帯電話会社の中でも一番新しいキャリアです。
旧DDI・セルラーがKDDI合併に従いできたものがauです。
auは、米国キュアルコム社の「CDMA」方式の次世代方式を採用した電話で、
「3世代(次世代)携帯電話」です。
まず、このCDMAについて説明したいと思います。
CDMA
(Code Division Multiple Access ) は、雑音やノイズに強い仕組みになっています。
RAKE(=英語で熊の手)受信という電波の送受信のシステムを使って、3個の基地局と
電波を交信することが出来るため、途切れにくく、鮮明な音で、さらに高速という
3大メリットを持っています。
また、ビルなどで反射する電波(マルチパス)の影響も うけにくいのが特徴です。
それどころか逆に利用してしまいます。他社にとっては苦手な電波をauは有効利用!
さらに基地局を移し変えるとき、他社のPDC方式はいったん通信を切ってから新しい基地局へ
移し変えまるため、通話が途切れることがありますが、基地局をまたぐときも、
他の2つと電波を交信しているために途切れることがありません。(ソフトハンドオーバー)
また、周波数帯は800Mhzを使っています。(今後、データ通信専用2Ghz帯が出る予定)
800Mhz長所: 遠くまで電波が届き、回り込みが効く。分厚いビルの壁でも大丈夫
800Mhz短所: 大きなデータ容量を運べない。干渉を起こしやすい
800Mhzのデメリットに「大きな容量を運べない」とありますが、
auは、先ほど記述したように、3つの基地局と送受信できるため、全く問題ありません。
「電波干渉を起こしやすい」と書いてありますが、cdmaはマルチパスに強いため、
全く問題ありません。つまり、3つの基地局と送受信できるわけですから、
800Mhz×3=2400Mhz=2.4G こう考えれば、高速なのも納得できるでしょう。
Cdmaは、電波の特性を考えた、実にすばらしい技術で、次世代携帯電話にも使われています。
▼ auの次世代電話
すでに、開始されています。頭文字が「A」なのがauの次世代ケータイ、
『cdma2000』なのです。cdma2000は、cdmaOneの拡張なので
エリアを簡単に広めることが出来る上、cdmaOneのエリアでも通話ができ、
さらに、2Ghz帯と800Mhz帯を使い分けることが出来る、さらに優れた技術です。
次世代はドコモのFOMAと比べ物にならぬくらいに普及しています。
従来の操作などで仕組みなどが向上している点は有りがたい。
ようやく、auの技術が庶民に認められてきたようです。
かつて旧電電公社が独占していたことを頭にシェアになったドコモとはかくが違う
システム・安さで勝負する、技術派auです。これからに期待できそうです。
なお、今後の動画対応にするにつれてパケット代が高くつき、もう一つの売りである
今後、cdma2000 1x
EV-DOが出る予定。なんと2G以上も出るというから驚きである。
ちなみに現行cdma2000
1xは最高時速144kbpsですが、静止していれば事実上はもっと出ます(笑)